Arabic Percussion & Voice, Compose
B i o g r a p h y
和田 啓(打楽器・作曲)
東京・浅草生まれ
タンバリンの原型とも言われるアラブの打楽器「レク」の奏者。エジプト・カイロにてハニー・ベダール氏に師事。海外での演奏活動も多く、主なものには、95年能楽と民族楽器とによるヨーロッパ5カ国公演、96年奄美島唄とのジョイントグループ「天海」でのキューバ公演、2002年大津純子(バイオリン)オセアニアツアーに参加、佐藤允彦氏(ピアノ)と共にベトナム、オーストラリアなどで公演を行う。2005年ルーマニアとポルトガルより招聘を受け国際交流基金助成事業としてRabiSari欧州コンサートツアー、2006年国際交流基金派遣事業として常味裕司氏と共にエジプト・アラブ音楽院でのエジプト音楽家との共演による古典音楽コンサートをともに成功させた。2009年ノース・シー・ジャズフェスティバルに佐藤允彦氏率いる「Saifa(サイファ)」のメンバーとして出演。2010年レバノン・ベイルートUNESCOホールにて常味裕司氏と演奏。
一方、作曲家としても数多くの演劇・映画音楽を手掛けており、
主な作品は以下の通りである。
99年ゲーテ作「ファウスト」(演出/西川信廣)欧州4ヶ国公演、2000年「三島近代能楽集〜三島の女たち」(演出/野村万之丞)欧州5ヶ国公演、01年「ヴェニスの商人」(読売演劇大賞作品賞受賞)、「天守物語」(演出/野村万之丞、天守夫人/松坂慶子)、02年「マクベット」欧州3カ国公演、03年俳優座公演「九番目のラオ・ジウ」(演出/原田一樹)、「冬物語」欧州3カ国公演、04年「オセロ」(演出/イオン・カラミトル)欧州公演、劇団四季「南十字星」、劇団青年座創立50周年記念公演「諸国を遍歴する二人の騎士の物語」(演出/伊藤大、森塚敏ほか)、05年映画「ガラスの使徒」(監督/金守珍、山田純大ほか)、「トロイラスとクレシダ」(演出/高瀬久男)、06年「山月記」(演出/萩原朔美、主演/中村京蔵)「現代狂言Ⅰ・連句」(演出/穣晴彦、主演/南原清隆・野村万蔵)、07年「マクベス」欧州公演、「現代狂言Ⅱ・種」(作・演出/南原清隆、野村万蔵ほか)、08年文化庁主催・新進芸術家育成公演事業「お気に召すまま」(演出/伊藤大)、「ドン・キホーテ」(SPAC、演出/原田一樹)09年「ペリクリーズ」(演出/ニコラス・バーター)、「現代狂言Ⅲ・サードライフ」(作・演出/南原清隆、野村万蔵ほか)、「アンネ」(劇団ひまわり、演出/山下晃彦、脚本/横山一真)、10年「現代狂言Ⅳ・コンカツ」(作・演出/南原清隆、野村万蔵ほか)、2011年1月には日本初演となるミュージカル版「モモ」(ミヒャエル・エンデ作、劇団ひまわり)の音楽監督を務めた。